「さよなら おたままくし」15分拡大版
初めて見る方はかならずVOL.1からご覧下さい。
夕方の静けさを埋めるかのように辺りの水辺ではカエルの鳴く声がにぎやかに聞こえてくる。この世に生を受けたカエルたちが一生懸命に自分の存在をアピールするかのように……
な〜んちゃってね。
いや〜〜にぎやかになってきましたね最近、カエルの歌が。
あっちでゲロゲロ…。こっちでゲロゲロゲロ……クワッ
一方我が家ではすっかりカエルに成長してしまったオタマジャクシの今後の進路についての三者面談が執り行われました。
父)カエルになったね……
子)うん(^_^)
父)カエルってどんなのか知ってるよね。
子)うん(^_^)ぴょんぴょんってねぇ、ゲコゲコってねぇ、ジャンプしてねぇ、飛ぶの(^o^)
父)(^_^;)うん、そうだね。ジャンプして飛ぶよね。でもこの水槽じゃカエルさんは好きなよ
うにジャンプしたり、お友達と遊べないからかわいそうだね。
お外の田んぼにはカエルさんのお友達がいっぱいいてたのしそうだね。
あっ!お父さんいい事考えた。カエルさんをお友達のいっぱいいる所に移してあげよう!
ほとんど強制のような三者面談にカエルの保護者である我が子は「うん(^o^)」と答えた。
次の日曜日をカエルの入学式として三者面談を終えた。
私は胸をなでおろす「先生って大変だな…」

6月24日 晴れ、ときどきくもり
初夏の蒸し暑さが感じられ始めたカエル日和の今日、1ヶ月のあいだ生活を共にした「おたままくし」とのお別れの日。我が子と「おたままくし」を連れて入学先の太平へと車を走らせる。我が子は車中にいる間ずっと水槽を抱き、中を見つめる。最後の会話をしているかのように……
「この辺にしよう。お友達もいるね(^_^)」
入学先を決めた私に全く迷いがないと言えばうそになる。子供から大切なもを引き離そうとしているようで…でもそんな問題ではない、野生のカエルたちは家のより2まわりも大きく成長している。元の世界に返してあげなければ…
自分を説得して「グッ」とこらえて我が子に合図を送る。
父)よ〜し、じゃあ寂しいけど最後にかえるさんに「さよ…
子)!!ザバァーーーー!!!
父)!!(*o*;)えぇ〜〜っ!!!....
ものすごいサッパリとしたお別れに爽快感すら覚えるほどだった
子)かえるさんバイバ〜イ(^o^)/
ねぇ、おっとうさん。サティ行こ(^_^)
父)あ、うん…(^_^;) サティ行くか……
なかなか親の勝手なドラマ仕立てにはならないもんですね……
子供たちは毎日たのしい事を自分で見つけて親のストップがかかるまで全力で突っ走って遊んでます。まさに「マイペース」カエル以上に夢中になるものがあればその場に止まっている事はできないんでしょうね…
「子供は気楽でいいよな…」と思った事もありますがきっと子供なりにものすごいスピードと好奇心で毎日を全力で生きているのかもしれません。大人以上に。
親の都合で「育てやすいように…」とか「何かが起こる前に…」も親として痛いほどわかりますが子供の好奇心を強制的にストップさせてしまうのも親かもしれません。
こんな結末にはなってしまいましたがカエル大嫌いの妻が「こんなもの捨てなさい!」とは
一言も言わず、むしろこのブログ中の写真を何枚も取り直しながら協力してくれた事に感謝しています。子供の思い出に残るかどうかはわかりませんが私の思い出にはひとつ屋根の下で「おたままくし」とそれを見つめる我が家の家族は記憶に残るだろうと思います。
完
nobu





